kotomonasha

二歩目に文章を書いてみる。

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

12,思うことと行動の切り離し

家族を他人として関われたらいいのに、と何度か考えたことはある。学校にちゃんと通っていたひきこもりになるなんて思っていなかった時期にもそう思った。機械的に慣習的に「ありがとう」と言うことに疑問を持ったとき、私はなんの心の動きもないのに「あり…

11,穏やかで絶好調を閉じる

夏の始まりの日曜日。暑いことに手を借りて朝からぼんやり起きていた。なんとなくあちこちいろんな作業をして、決定打に欠け、今までやっていないことが立ちはだかる、生温かい風にたまにびゅんと吹かれつつ眩しい昼間を私は起きていた。口内炎と歯が当たっ…

10,落ち着きは思考の転換のチャンス

間借りしているが、ここを出る。つまり現状はここにいられるのだ。切羽詰まった状態でも私の怠惰はそう変わらないだろうが、いまぬくぬくとひきこもりしていられるので、過酷だったらということは考えても意味はない。寝ていられる場所があるから、私は今こ…

9,動きながら窮屈

Youtube流しながら作業しているとだんだんとその行為の方がメインになる。イヤホンが耳に入っている感覚は窮屈で、その鈍い感覚が動画を見る聞くという行為にのめりこませる。なんなら何も流さずにイヤホンだけしていてもいいくらい。そんなばかばかしいこと…

8,ゆっくりやろう、の裏腹

変化できないことを恐れている。自分を簡単に変えられると思っていないが現状の変化を望んでいる。このまま何もしないで何も変わらないのじゃないかと不安だ。 ゆっくりやろうとしつこく言い聞かせているのは、できもしないのに焦りだけ空回りして無力感に打…

7,今、休憩する

活動しているとき。がんばれがんばれ、と言い聞かせるのは二回が限界だ。体が窮屈になったとき、がんばれと自分の体を揺らす以外に対処方法がいる。 体がその形にしか収まらなくなり、皮膚が毛穴の内に凝縮する。ときに集中しているようにふるまうが、集中で…

6,楽観を捨てなきゃという無意識

実はひきこもっていて良いんだという気になってくる。 働いていない。家族付き合いをこれから厚くするつもりはない。こうして確認すると、私はひきこもりじゃなくなるほかはないから、ただ単に内にこもって視野が狭くなっているというだけではない。あまり違…

5,直立活動への復帰

今まで体を直立に起こし、過ごしてきたが、ひきこもり四か月、そろそろ常に地面と並行の生活に移行するのではないかという感覚があった。力のなくなったようなゆるくしびれた下半身への意識は薄れていた。背中を敷布にくっつけ、腕を持ち上げてスマホを支え…

4,逃避以外の「NO」を探せ

「NO」が言えない。「NO」にあたる日本語を知らない。 私はやりませんというのはつまりは逃避だ。自分の都合を自ら押し通すことが出来ないので、寝ることにした。いないふりをする。勉強に飽きてしまい、世界も狭く閉じ切って、社会でひとり立つことがなんと…

3,自分で動かない人

そうする力を使おうともしないが、自分のかわりに人に何かをしてもらうということを、拒みたがっている。古くからある暗黙の了解、数式、文字、それらをいちから考えていくことはできない。食料はスーパーで買ってくる。服は機械でつくられたもの。仕事や家…

2,乗れる流れをつかむ

逃避には、何もしないで逃避するのと、好きなことしかしないで逃避するのと、二段階あったことを知ったわけだが、文章を書くのも例外ではないようだ。 まず物語に興味を持った。私は最近本を読めないときが多いので、今回の場合は映画だった。好きな俳優の出…

1,ひきこもりから抜け出したいので二歩目に文章を書いてみる。

仕事をせず、家事をせず、家の手伝いをせず、皮膚の下にすべてを押し込んで周囲から隠れようと一生懸命になっている。閉じこもる布団はある。布団の中ではすべてのひと、社会から逃れられていると錯覚し、ときにへらへらして、消えたくなって、ご機嫌にひき…

はじめに

はじめに 半月という時間が私の中でリズムがあるようだ。ブログとして書き始めて、なんとなく筆名をどうしようかと考えながら書き連ねて半月が過ぎた。 名づけが苦手過ぎる。ま行が好きらしく、動物をあだ名で呼ぶときは似たような響きになる。たぶんこれま…