kotomonasha

二歩目に文章を書いてみる。

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

25.しばらく文章を書かなかった

毎日書けば文章が書けるようになると喜び、気持ちが沈んだり体がどこか痛くなっても書いていたら良くなる、次に行動を移せると意気揚々としていたのももう二か月前になる。パソコンを開いてもつまらない空腹を汚く埋めるだけの文章しか書けなくて、紙に向か…

24,

ひとに助けを乞うとか、集団に属するとかを避けようとしているのが、今の私のやりづらさを作っている面もあるだろう。あるときからひとは助け合って生きていくということへの苦手意識が表面化した。それまではよくわからず、言葉の形だけ撫でまわしていただ…

23,運転したら声は出る

田舎の日曜日は車通りが特に少ない。ふらふらと四十キロ未満走行をぐるっとして帰ってきた。五分もない。心臓がばくばくしていると形容するには足らないが、それでも動揺しつつ変に気は高ぶりつつある中、とりあえす、えいやと道路に出た。ウィンカーの位置…

22,目が近い、顔をあげろ、着実に。

向こうから歩いて来るひとがどこを歩くのか、そのまままっすぐ来るのか横にずれるのか、いろいろと想定した挙句立ち止まってやりすごす。それしかできないうちは手元に自分自身を置いておくのも困難なのだろう。正面突破や平然とすれ違える状態であれば物事…

21,ポジティブの種を求めて

気を落とし閉じこもりたくなったときに文章を書くと、責任を放棄しているという事実を眺めまわすことになる。書いてさらけだして煮てみて行きつく先は自分自身を作り出した知らない誰かに差し出しているというネガティブの種だ。 直立生活を不完全ながら二か…

20,ぬるつめたい風と布団の中

声を出したいが夜なので叫ぶわけにもいかず、ごまかしていたら喉が絞れるような感覚になったので外を歩くことにした。 夏の冷たい夜を思っていたが実際は温かさが少しのった風が吹いていた。首回りがうすら寒いのは曇り空が明るい闇の中だから、というだけで…

19,そこかしこに世界

外に出て、草木の王国が栄えているかのようにそこかしこが緑で、太陽が熱くて、空が広がっているのを体感すると、圧倒的な世界の量に私はびっくりしてしまった。こんなだっけか。これらを私は見えていないふりをして存在しないと思い込んでいたのだ。棒立ち…