kotomonasha

二歩目に文章を書いてみる。

39.計画してしまうひとへ

 

夜は寝ないとダメなんでしょうね。

早朝は好きだ。三時、もしかしたら二時、から四時くらいに起きると気持ちがいい。五時半とか六時だと残念だなと思って布団から出ないことがある。どうしても眠れずようやく二時に寝付いて、時計を見た時は寝ぼけていたからおそらく五時何分かだったろうけど、四時の気持ちだったので、起きて海へ行った。その日は昼寝をした。

 早朝に起きてきもちのいい一日を送った次の日は昼過ぎに起きた。朝方夜型とリズムがあるらしいが、私は早朝が好きな夜型なのだろうか。でも、昼間に起きても全然うれしくない。昼の時間帯が苦手だし、起きて動き出すまで気分が良くないと時間がかかるので、昼に起きたら十五時頃調子が出てくるとして、あんまり好きな時間帯ではない。昼に起きたから次の早朝まで待てばいいが、その頃には目も疲れてくる。日が昇って温かくなってきた頃に布団を敷くのも面白くない。座布団に寝ればいいが。

 そうやってこの時間は好き、苦手、と意識して、つまりは気分と行動を計画してうまい時間の使い方が出来なくなっている。行き当たりばったり、その場で決めるというのが心地いいのだが、どうしても計画に雁字搦めになり、その計画は今度にしようと結論付けるのがお決まりになってしまっている。そういうものをまっさらにして、今何をするのか、と問わないといけない。問うているときには決めているということで、問いかける態勢の整え方を習得したい。

 眠ければ寝る。眠れないなら眠らない。リズムが狂ったとして、どうやって元に戻すとか、このリズムで明日いつ何をするとか、計画は脅迫になっている。どうにかして己が脅迫文と認識してしまう文面をやわらかく受け止めたい。頭をまっさらにすることを試みればよいと想像する。しかし、うまくいった例は思い出せない。一旦保留、といいつつ計画をなしにして、次に体が赴くときにやりましょうと解散する。二日後にすんなり済ませてしまったり、一週間後、ひと月後、やりたかったことをできたりする。計画と言う輪郭が薄れたら良いのかな。どうしたら薄まるのか、とりあえず距離を置くということくらいしか今は知らない。 理想は、計画したその直前に足が止まるのを切り替えて、結果的に予定通りに行動すること。ほど遠い。おそらくとても体力を消費する。甘ちゃんなので私にはそんな忍耐力も何もないと言ってしまう。計画を目前にして立ち止まっているとき、私はひとのめを気にしているのと同じ気配がある。特に最近は気にする人の目などないはずで、私がやるだけなのだが、計画通り行動しないといけない、また目前で行動しないのか、ともたついているとき、立ち止まっている理由に人の目があるように思えてならない。私は計画の中にある、人に目を向けられるタイミングを過剰に心配しているのか、直前で立ち止まりまた今回も計画をなしにすることで人にどう思われるかその後関わる人にどういう影響があるか、と考えて恐れているのか。人の目を気にしなければ、計画は別の時に持ち越してもいいし、ただ私が行動してもいい。人の目を気にしているのと、自分の理想と実際の自分を比べることは似ている動きなのか、と書きながら思った。

 先延ばしは良くないことは分かっている。ただでさえ時間がかかるのだ。計画が先延ばしにつながることも分かる。想定した良いタイミングというのは決してやってこない。

 わかっていて、毎回そこにはまって動けなくなる。思考のずべりが悪いのだろうか。私はぼうっとしているので、いちいち具体的に気を引き締めないといけない。

 これを書いている今も計画を前にどうしようか、明日にしてしまおうか、リズムを立て直すにはどうしたらいいか、などともだもだしている。文章を書くことで気がまぎれたりパッと行動しないする気にならないかな。また太陽が出てから寝るのかな。ちょっと行動を始めるには遅い五時になってしまったな。

 先のことを想定して振出しに戻る、を繰り返している、いい加減私は学んでほしい。あと何回繰り返せば体が覚えるだろうか。ぼけっとしていては繰り返しても意味のないことだろうか。こうやってたまに言葉にはしている。つらつらと思考を垂れ流すより、ある程度まとめる目的をもって書いた方が、あとで見返すとしたら役に立つだろうし、文章を書く時の頭の使い方としてもいいのだろう。言葉にするというのは難しい。

 たまに頭の中だけでしゃべるのだが、ひととおりしゃべったあと、思い立ってボイスレコーダーに向かって実際にしゃべってみたら全然言葉が出て来なくて驚いた。あまりにもたどたどしかった。言葉というのはそれだけで伝える働きがあるのだ。伝えることは難しかった。うめき声とか鼻歌とかは難しくない。頭の中でしゃべるのは自分相手だから簡単なのか、実は形になっていないmのなのか。

臨機応変、柔軟さ、即興。計画を前にしてそれらをできるようになりたい。とある行き当たりばったりでは気持ちよく行動できるのだ。計画を前にして息が浅くなる。過剰に想定して雁字搦めになる。

 今回はすぐうごきだせばいいのにと思いながら、また今度にしようかなと先のことを想定しようとし始めて、居心地悪くてだらだらと文章を書いてごまかしている。結論は出さないといけない。どこに決定するのか自分で決着をつけないといけない。

 計画をまた別の機会にするときも、気持ちよくそれを示さないとうまくいかない。後ろめたさとか敗北感とかはなしの方向で、前向きに。

 べつのときに。今はとりあえず今やることをしよう。しばらく前から想定していたことを今やるとは限らない。むしろまれなことだから、勘違いしていたようなら、ま、そういうことだから、覚えておいてくださいね。